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教材の紹介(導入期)2

レッスンの中で時に応じて使う副教材としての教本を紹介します。いろいろなものを組み合わせて使っております。教室にあるものを使用していますので、生徒さんにすべてをご購入していただくことはありません。もちろん、曲が気に入って家でも弾きたい!というのはありですね^^

1.タイム・トゥ・ビギン

 

 5線がない楽譜という画期的な発想の本です。5線譜を読むのに必死だと、音の高さしか見ていないということがよくあります。あえて5線を外すことで、音の3要素である音の高さ、音の長さ、音の強弱をちゃんと読み取り、音楽を構成していくことを学べます。ふよみに悩まずにタッチと音の響きに注意しながら弾き進めていくことができます。生徒さんが弾くところはとても簡単なのですが、伴奏にモダンでかっこいい和音が使われているので、連弾しているとイメージが刺激されてとても楽しそうです。

 

2.こどものぐるぐるぴあの1: 音符のかくれんぼ

 

各曲のタイトルが洒落がきいていて楽しいです。生徒さんの弾くところは単音や重音を繰り返すパターンが多く、楽譜が読めなくてもすぐに弾くことができます。レッスンでは、腕を楽にして、よけいな力を抜いてピアノを響かせるところから始めます。響かせた音に伴奏が加わわると、より豊かな響きの世界を楽しめます。ピアノは同時に複数の音を出してハーモニーを感じられることが魅力の一つです。最初期の頃からアンサンブルを通して、和声感覚を自然に身につけていきます。

 

3.こどものためのピアノ曲集 星のどうぶつたち

 

こちらはソロとしてはもっと進んだ段階の生徒さん向けの本で、導入期に使える曲は数曲です。星をイメージした透明感のある響きが美しく、生徒さんたちも想像力を刺激されている様子です。小さい生徒さんたちはペダルに興味津津ですが、導入期の曲でペダルを使うことはまれです。ペダルを使ったグランドピアノならではの豊かな響きが、ピアノという楽器への関心を高めているようです。

4.けんばんの学習 いっしょにひこう!はじめてのピアノ ちいさなおんがくかい(1)音の名前とリズム

 

「けんばんの学習」という副題の通り、鍵盤で音の名前を覚えたらすぐにその音を使って曲を弾いてみるというコンセプトの本です。親しみやすい曲が多く、ソルフェージュと組み合わせて使っています。

5.連弾 うたとピアノの絵本(3) りょうて たのしいあそび

 

音読みがある程度できるようになった段階で、自分で楽譜を読んで弾く力をつけていくために使っています。生徒さんたちは、難しすぎない曲を読み進んでいくことで、達成感を味わいながら楽譜に親しんでいきます。