点字楽譜

少し前から、点字楽譜を勉強し始めています。

難しいですね、これは。覚えるのはなかなか大変です。

音符も楽語も記号も、すべて点字だけで書いてあるので、ピアノ譜ですと、たった1小節でもとても長くなります。ショパンの「黒鍵」は4ページほどの小品ですが、点字楽譜だとファイル1冊・・・

 

わたしは点字を目で見て読んでいるわけですが、 視覚障害の方は当然指先で読み取っている。

楽譜を見ながら弾くことはできないので、もちろんまず暗譜。

本当にすごいことだなと思います。

 

今日は、点字で聴音をするレッスンを見学させてもらいました。

通常ですと、まず小節や拍の頭から書いて間をうめていく、 というのが一般的なやりかたですが、点字楽譜の場合、小節の幅が決められないのでそれができない。

また、点字を打つのは書くよりも時間がかかるため、頭から暗記して、聴き終わってから打つことになります。

慣れというのはあるのでしょうが、それにしても大変な努力だと思いました。

 

あらためて、読譜について考えさせられました。

「読む」ではなくて「眺める」だけになっていないか?

音を出す前に暗譜するほどに読み込んでいるか?

 

基本中の基本だけに、見直す機会をもらってありがたいと思いました!